[classic connect]ipodのbluetooth化のための究極の改造kit
表示が乱れた場合は再ロードをお試しください。
moonlit.marketというサイトで販売しているキットを購入してipodを改造してみました。
非常に面白い製品ではあると思います。
ただ、難点もいくつかあったのでそこも踏まえてみていただければと思います。
ipodの改造関連の記事は以前にも書いたのでそちらも合わせてご覧ください。
これで私も他とは一線を画すApple信者になれる?
classic connectとは
当然Ipodには現代では当然あるbluetoothの機能はありません。
classic connectとはipodにbluetooth機能を追加するためのキットになります
Classic Connect – moonlit.market
前回の記事で書いたのですが、ipodをbluetooth化するようなことを実践している方はいるのですが、非常に難しいです。
今回紹介するclassic connectは簡単に「bluetooth機能を追加できるようになる」というのが売りになります。
具体的な特徴
bluetoothについて
bluetoothにもいろいろなコーデックというものがあります。
詳しくはここでは説明できないのですが、音質や接続のしやすさに関わります。
今回のclassic connectでは、
bluetooth 5.2
4bit 96kHz sampling aptX-HD aptX-AD,aptX-LL、aptX-AD対応
これは、普通の人が聞く分にはほぼ最高の品質だと言えます(LDACとかとの違いは詳しく知りません)
Bluetooth通信距離20m(60フィート)
usb-cでの急速充電
前回の記事で書いたか覚えていないのですが、ipodは30pinの見慣れない端子で充電します
この30pinのものは今では全然使われていないし、そもそも売ってないです(私もなくしていたので、家電量販店を3件も回りました。)
それがスマホなどと同じusb-c端子で充電できるのはとてもいいです。
USB-Cポートがあれば、特別な機器を使うことなく、わずか50分でiPodのバッテリーを充電できるそうです。
USB-Cポートで充電だけでなく、曲などのデータ転送もできるようですが、はんだ付けが必要です。
しかも結構難しめなので、あまりおすすめできません。
3000mahのバッテリーは使えない
ipodの改造でバッテリーを大きくする改造があるのですが、今回のキッドでは使うことができません。
下の写真を見ていただければわかるように、裏面のケースもセットになっていて、これは2000mahでないとはまらないからです。
さらに、bluetoothの動作ボタンを付ける必要があるため、中の基盤だけ使うこともできません。
happitic feedbackの追加
happitic feedbackとはiphoneとかipodとかに搭載されている、振動によって疑似的なボタンの感触を再現する機能です。
これは後述する手順で比較的簡単に搭載できるようになります。
購入について
色々あるのですが、本格的に欲しい方の選択肢は以下の三つになると思います。
Classic Connect - A Bluetooth and USB-C kit for the iPod Classic – moonlit.market
Classic Connect - SD Card Adapter, Battery and Glue Bundle – moonlit.market
iPod Classic with Classic Connect pre-installed – moonlit.market
基本的には二つめか三つ目になります。
一つ目に関しては、aliexpressで少し安く売っている部品があるので、そこをケチりたい方にお勧めです(品質は分かりません)
今回は二つ目を購入しました。
届いたのは2週間くらいでした。
後で後述するのですが、組み立てが難しいのでどーしても欲しい方は3つ目がおすすめです。
組み立て
以下が届いたものになります。
前回の記事の内容と合わせて、フロントパネルも一緒に交換していきたいと思います
1.Ipodの分解
組み立てていきたいと思います。
ヘラのようなものでこじ開けます。
専用のものが売っているので、それを使用しました。
フロントパネルの交換
側面のネジを交換すればフロントパネルを交換できます。
フロントボタン・ディスプレイの交換
接続部分を外して交換します。
あまり、写真を撮っていなかったので、詳しくは他サイトを参照してください。
後で分かったのですが、フロントボタンの品質が悪くあまり反応しない個体だったので、フロントボタンを交換する方はプレートを閉じる前に、できればこの段階で確認したいです。
classic connectにつける
少し醜いかもしれませんが、コード類とマイクロSDを取り付けます。
EX.happitic feedback
happitic feedback機能の追加です。
はんだが必要になります。
tapitic engineの黒い被覆をはがします。
6個の金色が出てくるので、両端に銅線を取り付けます。
cdn.shopify.com/s/files/1/0676/1863/6044/files/instructions.svg?v=170206211
その両端を上の画像のとおりにはんだすれば完成です
ボンドでつける
すべてを配置したら、フロントパネルとバックパネルを付属のボンドで固定します。
完成
これで完成です。
残念ポイント
作業していて感じた残念ポイントを紹介します。
最後の工程のボンド
最後の工程でボンドを使用するのですが、いまいちうまくくっつかずに苦戦しました。
一応熱をかければすぐに外せるようになるのですが、メンテナンス性があまり高くないと感じました。
極論ネジでもいいのでもう少しいい感じにしてほしいと感じました。
バックパネルがプラスチック
このキットの根幹をなす部品ですが、本家のアルミと比べるとどうしてもチープになってしまう印象がありました。
ipodは過度な改造に適していない
当たり前ですが、改造を前提に設計されているわけではありません。
経年劣化で中のプラスチックが弱くなっているところがあります。
しかもそれがとれるとダメな場合も。
私も一部取れてしまった部分があったので、そこは面倒くさいと感じました。
まとめ
過度なapple信者以外はあまりお勧めできません。
上記に挙げたように改造が意外と手間だったというのもありますが、何より円安で高いです。
ですが、bluetoothはきちんとつながるし、ipodのデザインは素晴らしいので、どうしても欲しい方は少し高いですが完成品を購入することをお勧めします。
別にこだわりのない方はこちらがおすすめ