- 2024/09/25(水)
[KAWECO STEEL sport]m5手帳にジャストフィットな高級ペン
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愛用しているm5の自作手帳に、ぴったりサイズのボールペンが欲しい――そんな思いから出会ったのが、ドイツの老舗筆記具メーカーKawecoの「Steel Sport」でした。
胸ポケットに収まるm5手帳の小ささを最大限活かすには、ボールペンもコンパクトでなければ意味がない。けれど、ただ小さいだけじゃつまらない。せっかくなら、毎日手に取るのが楽しくなる「ちょっと特別な一本」が欲しい。
そんなワガママを叶えてくれたのが、このSteel Sportでした。ステンレス削り出しの重厚なボディに、ジェットストリームの替え芯まで使えてしまうという欲張り仕様。正直、ボールペンに1万円は高い。でも、それを超える満足感がここにはあります。
この記事では、Kawecoというブランドの歴史から、Sportシリーズ11モデルの比較、そして実際にSteel Sportをm5手帳と合わせて使ってみた感想まで、まるっとご紹介します。
Kaweco(カヴェコ)― 140年以上の歴史を持つドイツの筆記具ブランド
筆記具好きなら一度は耳にしたことがあるであろう「Kaweco(カヴェコ)」。コンパクトなボディと八角形のデザインが特徴的なこのブランド、実は140年以上の歴史を誇るドイツの老舗メーカーです。
ブランドの誕生
Kawecoの歴史は1883年、ドイツのハイデルベルクで「Heidelberger Federhalterfabrik(ハイデルベルク・ペン工場)」として創業したことに始まります。 1889年に実業家のHeinrich KochとRudolph Weberが買収し、「Koch, Weber & Compagnie」の頭文字をとって「KaWeCo」というブランド名が誕生しました。
名作「Sportシリーズ」の誕生
1911年には、スポーツマン・軍人・女性を問わず携帯できる小型万年筆として「Kaweco Sport」が発売されました。このポケットサイズのペンは、第一次世界大戦中に兵士や旅人の間で爆発的な人気を博しました。
一度の倒産と復活
1980年、Kawecoは経営難により一度廃業に追い込まれます。しかし1994年、熱烈な万年筆コレクターであったMichael Gutberletが商標権を取得し、1935年デザインにインスパイアされた新しいSportシリーズを発売。Kawecoは華麗に復活を遂げました。
今のKaweco
現在のKawecoは、万年筆・ボールペン・ローラーボール・シャープペンシルなど幅広いラインナップを展開しており、初心者からベテランコレクターまで幅広い層に愛されています。 樹脂素材のほか、真鍮やアルミニウムを削り出したモデルも展開しており、素材ごとの質感の違いも楽しめます。
kawecoのsteel sportsを買おうと思ったきっかけ
私は最近、自分で作ったm5の手帳を使用しています。
自分で作ったから愛着あるということもありますが、シンプルにその小ささがすごい気にいっています。
ミニ6も使用していた期間があるのですが、m5の胸ポケットに入るサイズ感・取り回しの良さが好きです。
まだ完全にどのように運用するかまでは決まっていないのですが、これからも使っていきたいという気持ちになりました。
しかし、そこで問題になってきたのはボールペンの大きさです。(別にそこまでの問題ではない)
私の愛ボールペンはエナージェルの普通のボールペンで、コンビニで買ったものを修繕しながら覚えているだけで8年間は使用しています。


写真を見るとわかるのですが、少しはみ出しているのがわかると思います。
この程度は取り回しに何も問題はないのですが、m5の一番のメリットはその小ささなのでそこを追求したいという気持ちになりました。
そこでm5の手帳、主にplotterで使用されているボールペンを調べたところ「kaweco スペシャルミニ」というボールペンを使用しているユーザーが多いことが分かりました。
それを購入してみようかなと考えていたのですが、それとは別のsportsシリーズというものがあることに気付きました。
Kaweco Sportシリーズ徹底比較!素材・特徴で選ぶ11モデルガイド
1911年の誕生以来、世界中の万年筆ファンを魅了し続けるKaweco Sport。閉じた状態でわずか10.5cm、キャップを尻軸にポストすると13.5cmに変身する「ポケットに小さく、手に大きく」がブランドのモットーです。今回は、同じSportでも素材や仕様で大きく異なる11モデルの違いをまとめました。
同じsportsシリーズの中でもボールペン(ノック式)・ボールペン(キャップ式)・万円筆のタイプがあるので購入するときは注意が必要です。
1. Classic Sport(クラシック スポーツ)
すべての原点となる、Sportシリーズの基本モデル。プラスチック(樹脂)ボディの極めて軽量な仕上がりで、ほぼ鉛筆のような重さです。入門用として最適で、価格も最も手頃。ニブはゴールドプレート仕様で、クリップは付属しません(別売で購入可能)。
こんな人に:初めてのKawecoに、または気軽に持ち歩く一本目に。
2. Skyline Sport(スカイライン スポーツ)
クラシックの「シルバートリム版」。ニュートラルでスタイリッシュな色味のボディに、シルバーディテールを組み合わせたモデルです。クラシックとの違いはニブがクロムプレート仕上げになっている点。素材・サイズは同じで、より現代的な印象に仕上がっています。
こんな人に:シルバー金具が好み、または現代的な雰囲気を求める方。
3. Frosted Sport(フロステッド スポーツ)
2019年2月に登場した、明るいパステルカラーが特徴の半透明(ややオパール調)レジンモデル。シルバートリムでまとめられています。Sweet Banana、Natural Coconut、Blush Pitayaなど、食べ物にちなんだ可愛い色名も人気の理由。
こんな人に:軽やかでフレッシュな色が好きな方。フェミニンな印象を求める方。 ※現在は廃番のため、見つけたらお早めに。
4. Lunar Sport(ルナー スポーツ)
限定版Iridescent Pearlコレクションの人気を受け、定番化したシリーズ。ライトグリーンとシャドウグリーンの2色で、いずれも美しい虹色の光沢を放つボディが特徴です。
こんな人に:少しユニークな存在感を求める方。光の角度で表情が変わる素材が好きな方。
5. Art Sport(アート スポーツ)
アクリル棒を機械で削り出し、手作業で磨き上げて作られるシリーズ。素材となるアクリル棒は一つひとつ模様が異なるため、同じものが二つとない「一点物」。ゴールドまたはシルバーのクリップが一体化されており、ニブやメダリオンの色とコーディネートされています。
こんな人に:「自分だけの一本」が欲しい方。芸術性を重視するコレクター。
6. AL Sport(アルミニウム スポーツ)
1935年のクラシックデザインを現代の素材で復刻したアルミニウムボディモデル。耐久性が高く、ステンレススチール製ニブを採用。プラスチック版より重量感がありますが、持ち心地は良好。カラーバリエーションも豊富です。
こんな人に:金属ペン入門に。軽さと高級感のバランスを求める方。
7. AC Sport(カーボンファイバー スポーツ)
AL Sportのアルミニウムにカーボンファイバーのインレイを加えたモデル。マットブラックのアルミとシャイニーなカーボンのコントラストが、レースカーのような俊敏な印象を演出します。バレル全体とキャップの4面にカーボンファイバーパネルがあしらわれた、より装飾性の高い仕上げです。
こんな人に:メカニカル/スポーティなデザインが好きな方。コレクション性を重視する方。
8. Brass Sport(ブラス スポーツ)
ずっしりと重いソリッドブラス(真鍮)ボディ。AL Sportより重量感があり、しっかりとしたバランスで手に馴染みます。使い込むほどに独自のパティナ(味わいのある経年変化)が出るのが最大の魅力で、世界に一本だけの表情に育っていきます。
こんな人に:エイジングを楽しみたい方。重みのある書き心地が好みの方。
9. Steel Sport(スティール スポーツ)
高品質ステンレススチール製のブラッシュ(ヘアライン)仕上げモデル。重量があるため、ペン自身の重みで自然に紙へ筆圧がかかり、長時間書いても疲れにくいのが特徴。真鍮のようなパティナは出ませんが、その代わりブラッシュ仕上げが冷たいグレーの表面に独特の質感を与えています。
こんな人に:エイジングは不要、けれど金属の重厚感は欲しい方。
10. Titan Sport(チタン スポーツ)
航空宇宙や医療分野で使われるチタニウム素材を採用した、わずか26gの軽量高強度モデル。優れた耐食性と耐熱性で、生涯のパートナーとなる一本。EDC(毎日持ち歩く道具)愛好家に特に支持されており、傷も「時を共に過ごした記録」として楽しめる仕様です。
こんな人に:素材にこだわる方。EDC(毎日持ち歩き)に最高の一本を求める方。
11. Piston Sport(ピストン スポーツ)
他のSportシリーズと異なり、ピストン吸入機構を内蔵したモデル。インク容量が大きく、ボトルインクから直接補充できます。クラシック(プラスチック・クリップなし)とAL(アルミ・一体型クリップ付き)の2バリエーションがあり、いずれもインク残量を確認できる窓を備えています。
こんな人に:ボトルインクを愛用したい方。インク容量を重視する方。
steel sportの外観
外箱も筆箱として使えそうなおしゃれな入れ物で届きます。


実際にm5の手帳につけてみました。
大きさもぴったりです。


kaweco steel sportのいいところ
高級感・デザインがすき
全体が金属ということで非常に重厚感・高級感があります。
ノックの押し心地も非常になめらかで、かちっという普通のボールペンのような音はしません。
内部構造も非常にシンプルで長年使用しても壊れなそうな雰囲気があります。

個人的にドイツの工業デザインが大好きなのでその補正があるかもしれません。
ジェットストリームの替え芯が使える
ボールペンの替え芯(リフィル)には、メーカーやブランドを超えた互換性を持つ国際規格が存在し、同じ規格のボールペン同士であれば替え芯を使い回すことができます。
D1規格は国内では「4C規格」とも呼ばれており、三菱鉛筆のジェットストリームなどの鉄板ブランドもこの規格のリフィルを発売しています。Kaweco BrassSportのボールペンはこのD1規格に対応しており、ジェットストリームやアクロインキといった高品質な日本製リフィルと互換性があります。
kaweco steel sportの悪いところ
流石に高い
流石にボールペンに一万円は高すぎると思います。
私も楽天の期間限定ポイントがなかったら買うのか微妙なところです。
しかし、デザインの良さと毎日使っている満足感があるので購入していることは後悔していません。
かっこよさが2万円分くらいあるので、実質1万円くらい得しています。
クリップが別売り
クリップが別売りです。こんなに高いのに。
実際に購入して装着したのが以下の写真です。
本当は使おうと思っていたのですが、グリップが太くて私のホルダーには必要なさそうなので使用していません。

長時間の筆記には向かない
長時間の筆記には向かないと思います。
流石に長さが短すぎるためです。
長時間の筆記を求める方には、万年筆や他のジェットストリームなどのボールペンの方が満足度は高いと思います。
まとめ
Kaweco Steel Sportは、m5手帳のサイズ感にこだわりたい人にとって、ほぼ理想的な相棒でした。
こんな人におすすめ
- m5サイズの手帳を使っている、または使い始めたい方
- 胸ポケットやミニバッグに筆記具を忍ばせたい方
- ドイツの工業デザインや金属の質感が好きな方
- 替え芯を国産ボールペンと共有して、お気に入りの書き味を楽しみたい方
こんな人にはおすすめしない
- 長時間の筆記がメインの方(短さゆえに疲れます)
- 1万円という価格に納得できない方
- 軽量・大容量を求める方
正直、価格だけ見れば「ボールペンに1万円?」と一瞬ためらう金額です。でも、毎日手に取るたびに感じる重厚感、ノックの滑らかな感触、そしてm5手帳に挿したときのジャストフィット感――これらは、安価なボールペンでは味わえない体験です。
そして何より、ジェットストリームの替え芯が使えるという「実用性」が、この高級ペンを毎日使える存在にしてくれます。見た目はドイツの工業製品、書き味は日本の技術。この組み合わせ、唯一無二だと思いませんか?
もしm5手帳ユーザーで、ボールペン選びに迷っているなら、ぜひ候補に入れてみてください。「実質1万円分くらい得している気分」、本当に味わえますよ。












