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obsidianのデータベース機能『Bases』を使ってかっこいいギャラリービューを作ってみよう


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Obsidianは「第二の脳」を手元に作れるローカル保存型のMarkdownノートアプリです。ノート同士をリンクして知識をネットワーク化できるため、思考の蓄積や再利用がしやすく、私も気づけば情報カードが500枚を超えました。そんなObsidianに今年正式追加されたBasesは、今までのノート群をそのままデータベース風に扱える新機能です。カスタムフィールドやフィルタ、テーブルやカード表示でノートを一覧・編集でき、Notion的な運用をローカルで完結させられる点が最大の魅力です。この記事では、Basesの基本と導入の手順、Notionとの違い、実例をわかりやすく紹介します。

obsidianとは

Obsidianは「第二の脳」を構築できる、ローカル保存型のマークダウンノートアプリです。知識をリンクしながら整理・蓄積できる点が最大の魅力です。

今では使っている人も多いですね。

私も紹介してからコツコツ書き溜めて、情報カードの枚数も500枚以上になってきました。

obsidianのBasesとはどんな機能?

Basesは今年の8月に正式リリースされた新機能です。

BasesはObsidian公式の新機能プラグインで、ノート群を「データベース(データベース風の画面)」として扱えるようにする仕組みです。

既存のMarkdownノートを元に、カスタムフィールドやフィルタ、テーブル/カードなどの表示(View)を作り、Notion風のデータベース利用をよりローカルかつObsidian内で完結させられます。

Notionとの比較

データベースと言えば、最近の流行りはnotionだと思います。

個人的に気になるポイントをまとめました。

obsidiannotion
保存場所ローカルクラウド
値段非商用なら無料有料プランあり
共同編集標準ではなし標準であり
データの連携公式では有料無料
アップロード制限なしプランによってはあり

私も以前はnotionを使っていたのですが、無料プランのファイルアップロード制限がきつすぎてやめました。

使いやすさという点においては、お金をいとわないのならばnotionに軍配が上がると思います。

ただ、どこまで行ってもNotionはクラウドであり、データが手元にないという不安感が少しあります。

あとエクスポートが全然使えなかった記憶があります。

年々新しい、使いやすいソフトウェアが登場することを考えると少し考えるところがあります。ある意味囲い込みされているのかもしれません。

試作

コアプラグインの有効化

コアプラグインを有効化させます。

右下の歯車マーク→コアプラグイン→Basesで有効化させます。

Basesファイルの作製

Basesファイルを作成します。

左側のファイルの欄で右クリックを押すとNew basesが現れます

するとこんな感じの質素なテーブルが表示されます。

カードビューの作成

次にpropertiesを選択して、add formulaを選択します。

名前を thumbnailとかにして、以下のコードを貼り付けます。

これは一番上の画像を取得するようになっているので、設定したいサムネイルは一番上に貼り付けてください。

左上のviewからadd viewでcardを選択します。

propertyから先ほど作ったthumbnailを見つけてください

するとこんな感じで見ることができます。

このままだと、画像ファイルが邪魔だと思うので、適当なフォルダ、今回はthumbnailというフォルダを作ります。

そして、一か所に画像はまとめましょう。

そして、フィルターを追加します。

すると、きれいな感じで表示されます。

プロパティの追加

ここまでで、一応の表示は完成しています。

更にデータベースっぽく使うためにプロパティを追加します。

プロパティは、mdファイルの冒頭に---で囲むようにして記述します。

今回はupdate,click,tagみたいな適当な例で書いてみました。

例えば、読書メモとして使う方は本を買った日や読み終わった日、読み終わっているかどうかなど自由にプロパティを変えて自分好みに使うことができます。

プロパティを追加したら、元のbaseファイルに戻って、propertiesから追加したものをチェックします。

上手くいくと先ほど表示したものに加えてプロパティも表示されるようになります。

まとめ

実際に作業してみて、その簡単さに驚きました。

少し前にも調べたことがあったのですが、そのときは非公式のプラグインを入れて、かつコードも書かないといけないみたいな感じでとても面倒くさかった印象があります。

それがいまはほとんどコードを書かずにいい感じの表示ができるようになっています。

データベースは奥が深いと思うので、まだまだ活用していけそうです。

余談

私は基本的に以前紹介したupnoteというものをメインで使用しているのですが、今回のデータベースがとても使いやすいのでもうupnote使わなくていいんじゃないかと思い始めました。

ただ、obsidianで書くのはどうも使いにくいのでtyporaのライセンスを買いました。

Typora — simple yet powerful Markdown reader.

すごい書きやすいエディターだけどupnoteみたいに色々表示されているのも分かりやすくて好き。

でも、upnoteのエクスポートは使いにくいから嫌い。

ベストなエディター探し中です。

obsidianの一番のネックがiphoneとの連携です。

あと、iphoneでマークダウンの書きやすいアプリがないのもいやなところ。

upnoteの格安ながら爆速連携できるのはとても便利です。

いい連携方法がアップデートなどで追加された日にはobsidianは覇権を握りそうですね。

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